満点をとるべきテスト、とらなくてもいいテスト

こんにちは!匠個別予備校の筒井です。だいぶ暖かくなってきましたね!
皆さん、体調には気をつけて勉強をしてください!

さて、今回は予備校の生徒さんにもお伝えしている「満点をとるべきテスト、とらなくてもいいテスト」についてお話しします。
「え、満点をとらなくてもいいテストなんてあるの?」と思われた方もいるかもしれませんが、それがあるのです。それは、皆さんご存知のセンター試験や入試です。
センター試験では、志望校のレベルに合わせた点数、いわゆる最低得点率以上を取れればOKです。(もちろん、高得点であればあるほど良いですが)国公立の二次試験や私立一般入試では、満点でなくても合格点が取れれば合格です。たとえば、合格点が100点満点中60点であれば、40点分の問題は解けなくても良いのです。

満点をとらなくてもいいテストで重要なのは、「どの問題を正解し、どの問題を捨てるか」という判断であると言われています。どういうことかというと、限られた試験時間の中で全ての問題に均等に時間をかけるのではなく、正解すべき問題に十分に時間を割き、捨てるべき問題には極力時間をかけない、ということです。正解すべき問題を間違えるわけにはいかないので、過去問を十二分に活用し、確実に合格点を取れるようにしておくことも重要ですね。

一方、満点をとるべきテストは、単語テストや確認テストなど、「自分の知識が十分についているか」ということを確認するテストです。入試と違う点は、自分のレベル以上の難問が出るテストではない、つまり、自分の知識で完璧に解けることが前提のテストであるという点です。
そういったテストで満点が取れないということは、厳しい言い方をすればそれまでの勉強が不十分だということです。たとえ100点中99点であったとしても、取れなかった1点を十分に反省し、その日のうちに復習して完璧にしておくべきなのです。

言い換えれば、満点をとるべきテストこそ見直しが大事なのですが、よく「逆の」対応をしている生徒さんがいます。つまり、過去問や模試で「より高い点数(満点)を取らなければ」と考え、単語テストなどの小テストは「覚えきってなかったから、しょうがない」と考えるのです。

匠個別予備校では、学習内容に沿って小テストを実施しています。そしてそのテストの点数が低ければ、翌日〜一週間後に改めて同じテストを行うことがあります。一度やったことのあるテストですから「満点以外は認めない」と言い切ります。

そこで解けない問題を本番の試験で解けるはずがありません。小テストの問題は全て、入試で「正解すべき問題」なのです。しっかりと復習し、土台を固めていきましょう!

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