自分が何を与えられるのかを考える

今回は「自分が何を与えられるか」というテーマでお話していきたいと思います。

皆さんは、自分が他人に与えることができるものをパッと思い浮かべることができますか。なかなか難しいですよね。僕もこの文章を書きながら何を与えることができるかなと頭を抱えています。

 

では、なぜそれを考えることが難しいのでしょうか?まずは、この視点から考えていきましょう。その答えの1つとして、これまで「与えること」について考える機会がなかったことがあげられると思います。例えば、学校では授業を受け、宿題が出され、それに沿ったテストを受けるという流れがありますよね。この過程の中で僕らは受け取るばかりで与える練習が出来ません。
つまり、皆さんは「与える」ということに考えてきたことがないから、今はまだ出来ないだけで、勉強と同じようにそれについて学び、練習をしたら確実に出来るはずです。

 

次に、なぜ「与える」ことを考えるべきなのか。ここについて触れていきます。僕らは小学校から大学までの間ずっと与えてもらえることが当たり前の環境で育っていきます。しかし、大学を卒業し社会に出たら、今までその練習をしていないのに、急に与える側に回らなければなりません。

なぜなら、仕事は与えたものに価値を感じてもらって初めて成立するからです。あなたが与えたものに価値を感じてくれる人がいて、初めてあなたは社会人として報酬を手に入れることができるのです。つまり、いつかは「与えること」について考えなければならない時が、あなたにも訪れます。その時に備えて、あなたはどうしますか。

 

僕は、今から少しずつその事実に目を向けて、「与える」練習をしていった方が良いと思います。それは勉強と同じで、早く始めた方が絶対に得だと思うからです。フライングが禁止されていない競技で、わざわざ他人より遅くスタートする理由はないですよね。

そのように考えた場合、いまあなたに出来ることは何でしょうか。ここで1つの大事なこと伝えるので覚えておいて欲しいです。

 

それは、「誰でも目の前の1人の心を動かすことはできる」ということです。

 

スポーツ選手やアーティストのように、1回の行動で何千人、何万人の心を動かすことはできないかもしれません。しかし、あなたの小さな行動の積み重ねで身近な人の心を動かすことは可能です。

 

いま、あなたが「ありがとう」を伝えたい人を思い浮かべてください。いつもあなたに何かを与えてくれる人のことです。その人が喜んでくれるあなたの行動は何ですか。それが思いつくのであれば、それをやってみることが与えることの第一歩です。最初は、難しいし、何か恥ずかしく感じることでしょう。でも、積み重ねていけば、それが当たり前になります。

日々の積み重ねがあなたの当たり前を作ります。あなたはどっちを選びますか。ぜひ、考えてみてください。

「不撓不屈」の気持ちで頑張ろう!

年が明けてはやくも1か月が過ぎました。

昨年は、体感ではあっという間の1年間でしたが、振り返れば様々なことがありました。中でも大きかったのは全国規模での学校の休校措置ではないでしょうか。その期間、匠ゼミナール、匠個別予備校ではオンラインで授業を実施いたしました。その際はお家の方の多大なるご協力のおかげで子どもたちの学びの機会が失われることを防ぐことができたと思います。この場をお借りして改めて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

コロナ禍の1年を過ごして私自身改めて、自分の中にどういう軸を持って生きていくのかが大事だと感じました。これまで誰も経験したことのない新型ウイルスの流行という状況下で、何が真実で何が間違っているのか、どのように行動するのが最良なのか、判断が難しい日々が続いています。誰も正解が分からない中での生活ですから、何かにすがりつくということができないわけです。また、例えば「自粛警察」という言葉が生まれたように、自分と価値観の合わない相手に対してときに過剰に反応してしまうなど、長く続く漠然とした不安な日々は私たちの人間性を映し出す、まるで鏡のようなものであるとも感じます。

さて、「苦難は幸福の門」という言葉があります。苦難というのは、それを活かして幸福の道へ進んでいくための気づきを与えてくれるものということです。今私たちが置かれている状況はまさに苦難と言うべきかもしれません。大事なことはそこからどのような気づきを得るのかということではないでしょうか。私は昨年、当たり前のことですが多くの人に支えられた上に自分の生活が成り立っているということを実感しました。そんな中で無意識のうちに、今の状況を誰かが何とかしてくれるのではないかと他人任せに考えていた自分はいなかっただろうかと、振り返ってみて思いました。そこで改めて、自分が源泉という考えに立ち返り、自分の頭で考え、自分の力で未来を切り拓いていくということが大切だと思います。

生徒のみなさんに伝えたいことは、第一に毎日学校に通いそして塾に来ることができているのは、みなさんのことを大切に思って応援してくれているお家の人がいるおかげだということです。本当に当たり前のことではありません。まずは、そのことに対して感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。そして、みなさんは今はそうして誰かに守られている状態ですが、そう遠くない未来にはみなさん自身が大切な存在を守る立場になります。しかし、想いだけで誰かを守ることはできません。自分に実力をつけて、それを周りの人のために発揮できるようにならなければならないのです。今やっている勉強はまさにその第一歩です。新たに始まったこの1年、時間の使い方次第でみなさんは本当に大きく成長することができます。自分の未来を思い描いて、自分の努力でその未来をつかみ取るんだという気持ちを持って日々過ごしていきましょう。

最後に、今年1年がどうなるかは誰にも分かりませんが、困難が全くないということはないですよね。むしろ頑張る人ほど壁に突き当たることが多いでしょう。記事タイトルの「不撓不屈(ふとうふくつ)」というのは、何があってもくじけない、諦めないという意味の言葉です。この1年は不撓不屈の精神で、強い心を持ちそれぞれが自分の目標を達成できるように頑張りましょうね!

それは当たり前?

今回は、昨年激動の1年のなかで感じたことをお話ししたいなと思います。

それは「当たり前ってなんだろう?」ということです。新型コロナウイルスの感染拡大の中で、これまで当たり前だったことの多くが、当たり前にできなかったと思います。みなさんも少し思い出してみてください。

学校では、授業がオンラインで行われたり、普通に始業式を迎えられず友達と会えない期間も多かったと思います。また多くの大会などがなくなり、夏の風物詩である甲子園やインターハイもありませんでした。生徒さんの中にも、これまでの練習の成果を発揮する場を失い、やりきれない思いをした生徒もいました。ご家庭でもたくさんの変化があったのではないでしょうか。その他にも、挙げたらきりがないほど変化があり、不便を感じたり不安に思うことがあったと思います。

でも、ここであえて視点を変えてみましょう。こんな状況のなかでも変わらず続けられていることは何かありませんか?

環境の変化があったとはいえ、学校に通っていると思います。部活や習い事を続けられたり、そして今、この文章を読んでいるということは、塾にも通えているはずです。テレビをつければ、医療従事者の方たちが身を危険に晒しながら最前線で働いてくださっているとか、お店や企業の経営が難しくなって明日からどうしようとか、そんなニュースを連日報道している状況のなかで、皆さんの生活はどうでしょうか。今、自分に与えられている状況が当たり前ではない、文字通り「有り難い」ことなんだと気づくのではないでしょうか。保護者の方がみなさんに期待をして、今ある環境を守ってくださっていることと思います。これは決して当たり前のことではありません。

そして、これが当たり前のことではないと気づけたのなら、するべきことは「行動」です。その期待に応えれるよう、一生懸命努力することです。「希望を運ぶ人」の著者アンディ・アンドルーズの言葉にあります。

行動を伴わない決意は、

期待してくれている人に対する裏切りでしかない。

少し厳しいかも知れませんが、素晴らしい言葉だと思います。それぞれ、みなさん志望校や目標があると思います。努力をし続けることは苦しいことが多いですが、もしそれを達成できたら、家族や応援してくれる人が笑顔になって喜んでくれると思いませんか?それを見て、自分自身も誇らしく嬉しく感じると思います。当たり前のことが当たり前にできない状況のなかで、自分が努力できる環境を与えてもらっていることに感謝し努力することができる、そういう人間でありたいと思います。

「どう在りたいか」を考えよう!

これまで様々な折に目標設定の大切さをお伝えしてまいりましたが、実は目標というのは3つにわけることができるのです。1つ目は結果目標です。これは自分が手に入れたいもの、成し遂げたいものが何なのかを決めることです。2つ目は行動目標です。これは、結果目標を達成するために日々どのような行動をしていくかを考えることです。そして、最後3つ目が状態目標です。これは、日々をどういう状態で過ごしたいのかを考えることです。例えば同じ勉強でも、嫌だなと思いながらやるのと、自分なりの楽しさを見つけて前向きに取り組むのとではもたらされる結果は大きく変わりますよね。

今回のテーマ「どう在りたいか」というのは状態目標を考えることとほぼ同じだとおもってください。僕が今日お伝えしたいのは、「どうなりたいか(=結果目標)」を考えることは大事なのですが、それと同じくらい「どう在りたいか(=状態目標)」を考えることも大事なのだということです。

多くの保護者の方の想いは、お子様が将来大人になったときに物心両面で幸せになってほしい、そのために早いうちから目標を持って目の前の勉強を頑張ってもらいたいということなのだと思っています。しかし、今の子どもたち本人の様子を見ていると、まだ将来やりたいことがはっきり決まっていないし、このままで大丈夫なのかなと思われている方が多いと思います。

確かに早いうちから「これを目指すんだ!」というものがあればそれに越したことはないです。ただ、まだ社会のこともほとんど知らない中高生くらいの年齢で、本気で打ち込める将来の目標がポンっと決まるのは実際難しいのではないかと思っています。では、何を目指して日々を過ごすべきなのかという一つの答えが、今回のテーマ「どう在りたいか」ということだと考えています。自分はどんな生き方をしたいのか、自分の中にどんな軸を持つのか、これは年齢に関係なく大事なことだとで、中学生くらいの年齢になれば十分ちゃんと考えられることだと僕は思っています。

入塾時にお約束してもらっている誓約書の内容は、塾の先生ではなく人生の先輩として子どもたちに「こういうことを大事にする生き方をしてほしい」という想いを込めたメッセージでもあります。僕たちの塾ではこのような、人としてどう生きていくかを考える勉強を「本学」と呼んでいます。一方、例えば数学とか英語など知識や技術の勉強は「末学」と呼んでいます。誤解を招かないようにお伝えしますが、決して本学の方が大事で末学は大事ではないということではありません。どちらも大事です。「本学」は木でいうところの幹であり、「末学」はそこから伸びる枝葉だと思ってください。二つが合わさることで立派な木になるわけです。しかし、幹が貧弱なのに枝葉だけ立派に育つということはないのと同じで、身に付けた知識や技術を使って社会で活躍するためには、「本学」的な学びも同時にしていくことが大事なのです。

話は戻りますが、仮に今の時点で「どうなりたいのか」という部分がまだ決まっていなくても、例えば周りの人に感謝の気持ちを持つ生き方をしようとか、目の前のことを全力で取り組むぞと決めて日々を過ごそうとかそういう自分の軸が決まれば、この先心からやりたいことが見つかって、自分はこれを目指そうというものが見えたときに、自分で未来を切り拓ける、強い生き方ができるはずです。

最後に、生徒のみなさんの中にはもしかしたら、自分の夢はまだよく見えていないけど、憧れの人ならいるぞっていう人がいるかもしれませんね。もしそうであればその人の生き方を真似してみるのはどうでしょう。本当に格好いい人って能力が高いとかルックスが良いとかそれだけじゃなくて、その生き方が周りの人を惹きつけていることが結構あるんですよね。みなさんはどんな生き方に憧れますか?

冬期休業のお知らせ

下記期間を冬期休業とさせていただきます。

休業期間:12月27日(日)~1月4日(月)

休業期間中は電話が繋がらない状態になります。あらかじめご了承ください。
1月5日(月)10:00より電話受付を再開いたします。

皆さんと元気に元気にお会いできることを楽しみにしております。
どうぞ、事故やケガには十分ご注意して過ごしてくださいね。

努力と結果は比例しないのか

匠個別予備校の井上です!

いよいよ年末が目前に迫り、受験生は最終調整に入りました。1・2年生も次年度に向けて復習をしっかりしています。特に匠個別予備校の2年生たちは受験生としての自覚が出始め、志望校の決定や年間カリキュラムの相談など着々と受験勉強を進めています。冬場はどの学年にとっても大切な時期。良い1年の締めくくりになるよう頑張っていきましょう。

さて、今回は「努力と結果の関係性」というテーマでお話ししたいと思います。皆さんは、この言葉を知っているでしょうか。

努力して結果が出ると自信になる。

努力せず結果が出ると傲(おご)りになる。

努力せず結果も出ないと後悔が残る。

努力して結果が出ないとしても経験が残る。

あるお笑い芸人の方が本番を控え不安に思っていたところ、お母さまから送られた言葉だそうです。みなさんは、この言葉を聞いてどのように感じるでしょうか。私は自分自身のこれまでの経験や、これまで関わってきた多くの人たちを振り返ってみると、率直に「本当にその通りだな」と感じます。「努力をして結果が出ると自信になる」というのは皆が納得できると思います。結果になると自分自身も、また応援してくれた人も嬉しい気持ちになりますね。また、「努力せず結果も出ないと後悔が残る」ことも、多少なりとも経験したことのある人が多いのではないでしょうか。本番を終えてから、もっと準備しておけばよかった、もっと早くから本気で取り組めばよかった、もっと……と後悔をしたことがあると思います。あるいは、努力し尽くしてもいないのに「自分には向いていない」とか「自分には能力がない」と結論づけて、自分で限界を決め諦めてしまうことになりかねません。どちらにしても、次もチャレンジしよう!頑張ろう!という前向き気持ちにはなりませんよね。

また、私が一番ハッとさせられたのは「努力せず結果が出ると傲りになる」というフレーズです。これも真実だと思います。簡単に言うと、実力が伴わずに結果だけ出てしまって調子に乗る、という状態ですね。たしかに、たまたま結果が出たその時は気分も良いし、問題ないのかも知れません。しかし、例えば今回の定期テストでたまたま結果がでたとしても、次も同じように何となく上手いこと結果が出るでしょうか。そして、そんなことがこれからも永遠に続くでしょうか。高校受験や大学受験も同じだと思います。人生の方向性を決める大きな試験であることは間違いないですが、しかし、これから長く続いていく人生の一部です。これから大人になり、社会人になり、40年50年と続く人生の一部です。

残念ながら努力と結果が比例しないことはあります。しかし、努力は絶対に無駄にはなりません。なぜなら「努力して結果が出ないとしても経験が残る」からです。その経験を糧に、またチャレンジをして、その連続の先に成功が待っています。エジソンもビルゲイツも松下幸之助も本田宗一郎も、世の偉人は皆な「成功するまで失敗の経験を繰り返した」人達です。すなわち、努力と比例するのは経験なのです。その経験を手に入れるためには、いかに小さなことでも本気で努力をすることが必要です。私は凡人の一人ですから、この言葉を肝に銘じてこれからも傲らず努力をしようと思います。もし、皆さんの中でこれを読んで「なるほど」と思えた人がいたら、ぜひ日々の取り組みに生かしてみてくださいね。

習慣化するためのコツ③

こんにちは!急激に気温が下がり、一気に季節が変わったなという実感があります。また、日中と夜とでは気温差が大きいので、風邪を引かないように十分注意したいですね。

習慣化をテーマに書いてきた記事も今回がラストです。これまでは、ものごとを継続して続けていくために大切な、考え方の部分をお伝えしてきました。今回はより実践的な、習慣化するための仕組みづくりについてお伝えします。

1つ目は、意識するための仕組みづくりです。習慣化しない原因の一つは単純にそのことを考えている時間が短いということが言えるでしょう。そこで、半ば強制的にでも意識をせざるを得ないような工夫をしてみることをおすすめします。例えば、目標やそのためにやると決めた紙をよく目につく場所に貼り出したり、手帳の見開きのところに書いておくなどです。そういえば先月号で例に挙げた、志望校の制服をスマホの壁紙に設定するというのもこれにあてはまるかもしれないですね。原始的ですが、意識する時間を長くするという意味ではとても効果的です。

2つ目は、時間をあらかじめ確保しておくということです。時間があればやろうとか、なんとなく早起きして頑張ろうという風な曖昧な予定では何かと言い訳を考えて結局やらずじまいになってしまいますよね。そこで、スケジュール帳などに「〇時から〇時まではこれをやる」と書き込むといった感じで明確に時間を確保しておきましょう。携帯のアラームをその時間に合わせてセットしておくのも良いかもしれません。

3つ目は、頑張ったこと自体がモチベーションに繋がるようにする仕組みづくりです。具体的には「記録」を付けるということです。その日行動できたことをしっかり記録として残しておくことで、自分の頑張りが目で見て分かるようになります。そうして後から振り返ったときに自分の成長を実感できればそれが自信になり、自己肯定感もどんどん高まるのです。

最後に4つ目は、サボれない仕組みづくりです。人は自分との約束には甘くなりがちです。なので、誰も見てないところで頑張って結果が出たら周りの人を驚かそう!という考えはなかなかうまくいかないものです。そこで、思い切って周りの人に宣言してみるのはどうでしょうか。周りの人に目標を伝えた瞬間、それは他人との約束になります。周りの人からの目を作ってしまうことで、頑張るしかない状況にしてしまうのです。そして、周りの人に目標を宣言することはもう1つメリットがあります。それは、応援してくれるサポーターが増えるということです。目標達成に周りの人から支援してもらうことはとても重要です。支援者が多ければ多いほど目標達成に近づくので、どんどん周りの人を巻き込んでしまえばいいと思います。

さて、3回に渡る長いテーマになってしまいましたが、良い習慣を作っていくことはどんな目標を達成する上でも重要になります。これからの時代は、自ら目標を設定し、そしてそれを達成するために自ら行動を起こしていける人材が求められます。生徒のみなさんも勉強を通して行動変容と良い習慣作りのスキルを身に付けられるように頑張っていきましょうね!

 

言葉には気を付けて

皆さん、こんにちは!匠個別予備校の井上です。

めっきり寒くなり、上着が必要になってきましたね。高校生も冬服を着る人が増え、少しずつ冬が近づいてきたのを感じます。風邪をひきやすい時期ですので、みなさんも気を付けて元気に過ごしましょう。

 

匠個別予備校でも、空気清浄機や除菌、換気になどに加えて、加湿器もたいてこれまで以上にコロナ対策に配慮しつつ教室運営を行っていきます。

 

さて、今回は「言葉」について、特に口癖についてお話ししようと思います。日常のなかで何気なく使っている自分の言葉、振り返ってみると自分の可能性をもっと伸ばせるヒントが隠れているかも知れません。

 

例えば、何か新しく取り組んだ課題ができなかったとしましょう。勉強が思いつきやすいかもしれませんが(笑)、スポーツでも音楽でも部活などでも構いません。大人であれば、仕事で取り組むことでも良いでしょう。

もし、なぜ出来なかったのか原因を振りかえって、先生や監督、顧問の先生、上司などに説明するとしましょう。そのとき、まず一言目になんて言うでしょうか。「でも、○○」「だって、○○」と言ってしまう人は要注意です。きっと○○には出来なかった理由、というより言い訳が続いて出てくるタイプです。

別のパターンとしては、「自分にはできない」「あの人は○○だから」もありますね。自分にはそんな能力はないんではないか、と卑下してしまうパターンです。

この2つのパターンは、一見違うタイプに思われますが、本質的には同じだと思います。言い訳タイプは、自分以外の事柄に理由を求めて、自分のやり方や取り組みに対して振り返ることを避けています。また、卑下してしまうタイプも、自分には適性や能力が無いから、という理由で正当化しようとしているに過ぎません。しかし、こちらのほうが自尊心を自分で傷つけてしまうので、私としては使ってほしくないと強く思います。

さて、ここまで気を付けなければいけない口癖を2パターン紹介しました。「あ、言ってしまうことあるな…」と心当たりのある方も多いのではないか思いますが、こんな口癖が出てしまう自分はダメだな…なんて思わなくて大丈夫ですよ。

ただ、言葉というのは、自分の思考を表していますから、その言葉を使えば使うほど、自分の考え方もそうなってしまいます。だって、考えてもないことが口から出てくることはありませんよね。だからこそ、自分の使う言葉には気を付けなければいけません。

「え~、言いたいことは分かるけど、言葉ひとつにそんな力はないでしょ~」と思う人がいるかも知れませんので、もう一つ具体例をだしましょう。

Aさんが会社に出社したら、同僚のBさんから「今日顔色が悪いけど大丈夫?」と聞かれました。体調が悪いと感じていなかったので「大丈夫だよ」と言いました。

また別の場所でCさんから「顔色悪いね。大丈夫?」と聞かれました。「そう見える?大丈夫だと思うけど」と答えます。

さらにそのあと、Dさんから「大丈夫?熱でもあるじゃない?」と聞かれました。Aさん、いよいよ「自分は体調が悪いのかもしれない」と思いました。

実は、これは実際に行われた心理実験です。結果的に、Aさんは体調が悪いのだと思い、早退するという結末です。皆さんも、同じ場面に遭遇したら同じように思うのではないでしょうか。

 

このように、言葉には強い力があります。皆さんも、日々の自分の言葉に気を付けて、自分の可能性を信じて、ポジティブな言葉を使っていきましょう。

無知の知

いよいよ今年も残すところ2か月となりました。

例年、この時期になると一般受験を目指す生徒さんの顔がどんどん緊張していきます。

 

今、なかなか結果が出ずに不安になっている人もいるかと思いますが、それは真剣に受験勉強に取り組んでいる証拠です。

矛盾なように聞こえるかもしれませんが、勉強というのはやればやるほどこれまで「わからないということすらわからなかった部分(知らなかった部分)」が「わからない部分」として見えてくるようになるものなのです。

そして当然ながら、わからない部分があると不安になります。もっともっと覚えなければ、と焦ります。

 

まずは、深呼吸をして、漠然とした不安を取り除きましょう。

何をすべきか、何はしないべきか、きちんと紙に書きだしていきましょう。

 

人間の脳は頭の中だけで考えていると同じことをぐるぐると考え続けてしまうといいます。

ですので、紙に書きだすだけでも脳の負担が減り、気持ちがぐっと楽になります。

 

真の戦いはこれから。戦いの前に疲弊しすぎないように、自分のケアをしてあげてくださいね。

受験の準備はいつから?

ずいぶん涼しくなってきました。皆さん体調にはお気を付け下さいね。

さて、匠個別予備校の1・2年生たちは2学期中間テストを頑張りました。一方、受験生たちはすでに受験シーズンを迎え、だんだんと緊張感が高まってきました。

「受験シーズンには早くないですか??」と思った方もいらっしゃるかも知れません。たしかに一般入試は年明けから始まるのでまだ先ですが、推薦入試はすでに合否も出始めています。近年、センター試験が大学入試共通テストに変わっただけでなく、推薦入試を取り巻く状況も大きく変わってきています。今回は、推薦入試のことについて取り上げてみたいと思います。

さて、さきほどから「推薦入試」と呼んでいますが、推薦入試も名称が変更されたのをご存じでしょうか。これまでのAO入試は「総合型選抜」、指定校推薦と公募推薦は「学校推薦型選抜」という名称に変わりました。入試の中身が特別大きく変わったわけではないのですが、各大学が様々な種類の推薦入試を実施するようになり、以前より多様で複雑になっています。特に私立大学では、9月以降、毎月のように何らかの推薦入試を実施している場合もあります。

さらに大きな変化というと、推薦入試の募集定員の増加です。全募集定員のうち推薦入試による定員が何割程度にのぼるかご存じでしょうか。2019年度入試において私立大学では50%を超えています。また、国立大学でも15%程度、公立大学では30%程度になっています。今後、国立大学でも推薦入試で定員の3割を充足させていく方向性で改革を進めています。実際に、東北大学では昨年度入試で25%ほどに達しました。

このように、現在、大学受験において推薦入試は無視できない入試方式になっています。では、推薦に出願するためには何が必要なのでしょうか。第一に、評定です。これは外せません。知っておいていただきたいこととして、大学の推薦に必要となる評定は、1年生1学期から3年生の1学期までの評定になります。そうです、受験生になってからの評定ではありません。したがって、「3年生=受験生」というわけにはいきません。これまで以上に、継続力が大切になってきています。

また、大学の推薦を受けるにあたっては、志望する大学や学部に対する具体的な志望動機や、高校時代の実績や努力した過程などアピールできる内容が必要です。英語資格や部活動、生徒会、課外活動など時間のかかる場合が多いですので、高校2年生までに目的意識をもって高校生活を送ることが必要です。これもまた、3年生になってから準備していては間に合いません。高校1年生の段階で、自分が高校生活の中でなにを頑張るか決め、努力を重ねる必要があります。

しかし、なにも特別なことをする必要はありません。大切なことは、自分が頑張ると決めたことを頑張り通すということだけです。これまでの多くの場合のように3年生になって初めて受験のことを考え始めるのではなく、1年生のときから自分の将来について考え必要な準備をしておくということです。自分がやりたいことが見つかったとき、その選択肢をためらわずに選択できるよう、今から準備を始めましょう。ぜひ大学のことや、将来のことなどご家庭でも話し合ってみてください。