ついに大学入学共通テストの出題方法等が決まりました。英語資格利用や記述問題の出題にあたって二転三転してきましたが、今回の修正で落ち着くだろうと予想されています。出題は全てマークシート式になり、記述問題は削除されることになりました。また、英語も資格利用が無くなりましたね。
ここまでの情報は、みなさんもよくご存じかと思います。
「じゃあセンターと大して変わらないんでは?」
「名前が変わってだけで中身は全然変わらないじゃん!」
と思う方も多いでしょう。では、実際のところどうなんでしょうか?
今回の決定のポイントは以下の通りです。
1.英語は筆記・リスニング各100点になり、聞き取りの負担増!さらに1回しか読み上げられない問題も出題される!
2.数学ⅠAは出題時間70分になり、読み取る文章量が大幅に増加!
3.現代文では、実生活に即した文章や会話文が出題され、傾向が大きく変化!
細かい修正や変更は他にもありますが、この3点が押さえておくべきところです。
実は、2月初旬に共通テスト模試が実施され、匠個別予備校の生徒も全員受験しました。受験を終えて、全員が口をそろえて「英語と数学が時間以内に全く解き終わらない」「文章量が多いとは知っていたけど、予想以上に多すぎた」「リスニングが、難しい問題はさっぱり聞き取れない(長すぎて頭がボーっとしてくるらしい)」と言っていました。
匠個別予備校では、これまでも共通テストの変更点やポイントなどは繰り返し伝えてきていましたが、それでも実際に解いてみると衝撃的だったようです。
「このままではヤバい!!」と痛感したらしく、それぞれに受験勉強を猛然とやり始めました。これまでと同じような対策をしていたら望む結果が出せないんだな、と生徒たちも悟ってくれたようで、ある意味良いきっかけになりました。
実際のところ、ただ「名前が変わった」どころの話ではない、と匠個別予備校講師一同も感じています。
出題方法が変わらなかっただけで、出題内容は確実に変わっています。「お兄ちゃんやお姉ちゃんの受験の時は○○だった!」というのが通用しなくなっている場合もありますので、しっかりと正しい情報を得て学習に取り組んでいきましょう。
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