努力が報われるためには?

みなさん、こんにちは!匠個別予備校の井上です。
学年が上がって少し経ち、少しずつ受験に対しての意識が上がってきたように思います。例えば、授業で質問する回数や、自習室での勉強時間に変化がみられるようになりました。自習室で勉強時間は、120時間/月くらいの生徒が増えてきました。ちなみに先月、一番長く頑張った生徒は、自習室での勉強時間だけで159.4時間頑張りました。少しずつ、長い時間勉強することにも慣れ、ようやく受験生らしくなってきたなと思います。今回は、日々努力する皆さんに、成長を加速させるコツを一つお伝えしようと思います。

「努力は報われる」とよく言われますが、これは半分正解で半分不正解です。「今でしょ」で有名な林修先生はこう仰っています。「努力は裏切らないって言葉は不正確だ。正しい場所で、正しい方向で、十分な量なされた努力は裏切らない」あるいは、野球選手のダルビッシュ有選手は「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。」と言っています。共通点に気づくでしょうか。二人とも、努力はただ何も考えずがむしゃらにやっても成長には必ずしもつながらない、ということを言っています。つまり成長につながる「正しい努力」と、成長に直結しない「間違った努力」がある、ということなのです。今、皆さんが長い時間かけて努力していることは「正しい努力」でしょうか。どうすれば、自分の努力が正しいと言えるようになるでしょうか。

結論からいうと、努力するときに大切なのは、振り返りをすることです。フィードバックとも言います。自分の行動が目的・目標に対して効果的であったかどうか、日々振り返り、必要があれば行動を修正していくことが大切です。ある時までは効果的であっても、あなたが成長するにしたがって出来るようになることが増えていくと、あまり効果的でなくなってくるかもしれません。そのような時にも、修正が必要です。日々自分の努力を見直し、目標に対して「正しく」行動できているか、自分自身でチェックし修正していくことが大切です。

さて、努力には振り返りが必要不可欠だということをお伝えしましたが、そもそも自分が十分に努力できているのか、それに関しては真摯に向き合わねばなりません。「努力」に関して様々な名言はありますが、その中でも私が最も好きな王貞治さんの言葉をお伝えしようと思います。「努力しても報われないことがあるだろうか。たとえ結果に結びつかなくても、努力したということが必ずや生きてくるのではないだろうか。それでも報われないとしたら、それはまだ、努力とはいえないのではないだろうか」皆さんが成長し夢を叶えられるように先生たちも精いっぱいサポートしますので、一緒に頑張りましょう。

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