こんにちは、大久保です。
今年気温が30℃を下回るのは10月に入ってから、という報道もあり、まだまだ暑さとの戦いは続きそうですね。
体調管理をしっかりして、この夏を乗り越えていきましょう。
今回は「本番で実力を発揮するメンタル術」についてお伝えします。
どれだけ一生懸命に勉強しても、本番で緊張して頭が真っ白になってしまうと実力を出し切れません。
実際、練習や模試ではいつも通りにできていたのに、本番で思うようにいかなかったという経験を人は少なくありません。
一方で、どんな時でも確実に結果を出せる、という人も世の中にはいるものです。
それでは、そういった「結果を出せる人」との違いはなんなのでしょうか?答えは、「メンタルの準備」にあります。
まず大切なのは、自分を落ち着かせるための“ルーティン”を持つことです。
たとえば本番前に深呼吸を三回する、胸に手を当てて「大丈夫」とつぶやく、好きなお守りに手を添えるなど、ちょっとした習慣を決めておくと気持ちを安定させやすくなります。スポーツ選手が本番前に決まった動きをするのも同じ理由で、ルーティンは心を整える強い味方になります。
次に意識してほしいのは「思考の方向」です。
「失敗したらどうしよう」と不安を膨らませるのではなく、「ここまでやってきたから大丈夫」と自分の努力を信じることが、自信につながります。これを心理学では“セルフトーク”と言い、前向きな言葉を自分にかけるだけで集中力が高まるとされています。
さらに、日頃から練習の時に本番を意識することも重要です。
普段から本番を意識した練習を積むことで、当日の緊張も「いつも通り」に変わっていきます。
例えば、受験や検定試験などの本番を想定するなら、試験当日の服装、時間割、休憩時間などと同じにして、過去問を解いてみる、というのもいいでしょう。
試験当日だけ特別な心構えを作ろうとするより、日常の学習の中で自然と身につけていくことが効果的です。
最後に、どれだけ心を整えても不安がゼロになることはありません。
しかし、不安は「準備してきた証拠」でもあります。
適度な緊張は集中力を高める力になると考え、受け入れることも大切です。
努力を信じ、ルーティンで心を落ち着け、前向きな言葉で自分を支えながら、本番でしっかり実力を発揮しましょう。