迷ったら「やる」

こんにちは!系列の匠ゼミナール高針台中学校前校教室長の南です。気づけば暖かくなり、いよいよ新学年のスタートです!生徒のみなさん、春休みが明けましたが生活リズムは乱れていませんか?新学期がスタートしてしばらくは、ただでさえ心身に疲労が溜まりやすい時期です。しっかり元気な状態で朝を迎えて、充実した一日を過ごしたいですね。

今回は私が自教室で常々言い続けていることをシェアしたいと思います。それはタイトルにもある通り、「迷っているんならやろう!」という話です。

教室ではしばしばこんな相談事を持ってくる生徒がいます。「英検とか漢検って受けた方が良いですかね?どうしようかな…」そうすると、すかさず私はこう返します。「そうか、やるかどうか迷っているんだね。じゃあ、僕はなんて言うと思う?」と。すると、もうある程度長く通ってる生徒さんにもなれば「迷ったら、、、やる(笑)」と、ここまでが大体お決まりのやり取りになります(笑)

ただ、とりあえずわけもなしにやればいいということではありません。ちゃんと私なりの理由があります。大きな理由としては、「成長とは行動の変化だ」という考えを持っているからです。受験生向けの目標達成プログラムで、次のようなたとえ話が引用されていました。

「岩場に5羽のカモメがとまっている。このうち1羽が飛び立とうと決心をした。さて、その後岩場に残っているカモメは何羽か?」

答えは5羽なんです。なぜなら、思っただけでは何も変わらないから。実際に飛び立たなければ、決心したカモメも他ののんびりしているカモメも一緒なのだと。だから、心の中で「やってみようかな」と思っても、実際に「行動」に移さなければ、それは何も考えていないのと変わらないのです。

もう1つの理由は、迷っているときというのは大抵の場合、物理的に「できない」のではなく「やりたくない」と思っているだけだからです。

例えば、英検を受けてみようかな?どうしようかな?と思っている人の心の中を想像してみましょう。そうすると、心の中には挑戦に肯定的な自分と否定的な自分がいるわけですね。肯定的な自分は、「受験でも大事だって聞いたし、やった方が良いよ」と背中を押してくれますが、否定的な自分は「やらなきゃいけない勉強が増えて大変だなぁ、休みの日に試験あるし面倒だなぁ」と一歩踏み出そうとする自分の足を引っ張るんです。

ここでよくよく考えてみると、挑戦に否定的な自分は結局、「面倒だなぁ」とか「いやだなぁ」という、感情の問題だけだということです。つまり、「やれない理由がある」のではなく単に「やりたくない」だけなんです。

逆に言えば、やるかどうか悩んでいる時って、「一歩踏み出してみたい!」と思っている前向きな自分が必ず心の中にいるんです。だから、そこで挑戦しないというのは自分の気持ちを裏切っているのと一緒です。

新学期になり、気持ちも新たになっていると思います。もし、こういうことやってみようかな?とか、〇〇に挑戦してみようかな?とか思っていることがあれば、もう迷うことはありません。ぜひ果敢に一歩を踏み出してみてほしいと思います。