「ありがとう」を伝えよう。

こんにちは、大久保です。
この時期は毎年、時が経つ早さに新鮮に驚いてしまいますね。
今年も一年、本当にありがとうございました。生徒の皆さんが日々前向きに努力を重ね、保護者の皆様がその歩みを温かく見守ってくださったおかげで、今年も無事に一年を締めくくることができます。心より感謝申し上げます。

年の終わりにお伝えしたいテーマは「周りの人へのありがとうを伝えよう」です。
みなさん、感謝の反対といえば、なんでしょうか?「ありがとう」の反対と考えると、「ごめんなさい」や「すみません」といった謝罪の言葉を思い浮かべる人がいるかもしれませんね。
実は、匠グループの中での答えは少し違います。匠グループの社員や講師たちとよく話をしているのは、「感謝の反対は“当たり前”」ということです。

さて、それでは「当たり前」とはなんでしょうか?そこにあることに何も疑いがないものやことのことですね。例えば、蛇口をひねれば出てくるきれいな水、食卓に並ぶごはん、洗濯されたきれいな服や、あたたかい布団、お風呂。
でも、それは決して当たり前ではなく、誰かの支えと優しさで成り立っている日常なのです。それらを「当たり前」ととっていると、わざわざ感謝の言葉をいうことはありません。しかしながら、その当たり前こそ「有難いもの」ととらえ、一つ一つに感謝の気持ちを持てるようになれば、おのずと日常に「ありがとう」という言葉が増えてくるでしょう。
毎年のノーベル賞受賞者の方々のインタビューでも、家族の方への感謝を述べられる方が多いですよね。そして、自身の研究に携わった方、応援してくれた方など、周囲の方への感謝について話され、「自分が一人でがんばったからだ」という人はいません。どんな大きな成果も、一人の努力だけで生まれるものではありません。支えてくれる人がいて、初めて前に進めるのです。

皆さんも、この一年を振り返ってみてください。
うまくいったこと、悔しかったこと、いろいろあったと思います。そんな一年を無事に過ごせたのは、きっと身近な誰かのおかげです。人間同士ですから、時には喧嘩をすることや、なんでわかってくれないんだ!とモヤモヤすることがあったかもしれません。しかし、それはお互いの心が近い距離にいるからこそ。「愛の反対は無関心」という言葉もあり、互いに互いのことをどうでもいい、と思っていれば喧嘩すらもしないものです。
ぜひ年末のひととき、家族に「ありがとう」と伝えてみてください。照れくさくても構いません。その一言が、家族の笑顔を生み、あなた自身の心を温かくしてくれます。

来年も、皆さん一人ひとりが成長を重ね、笑顔あふれる一年になりますように。
私たち匠グループ一同、これからも全力で応援していきます。
それでは皆様、よいお年をお迎えください。