目標達成は身体が資本

こんにちは、大久保です。
今年は例年以上に暑さの立ち上がりが早く、もう真夏のような陽気が続いていますね。
6月中に梅雨前線が消滅するのは、一説によると1%程度の確率だそうです。
昨年よりも5月の涼しい期間が長かった分、急な暑さが身体の負担になるかと思います。気温に合わせた暑さ対策を心がけましょう。

暑さに関する話が続いてしまいますが、今回は「目標達成に向けた体調管理の大切さ」についてお話しします。
教室でもよく「どうすれば勉強のやる気が上がりますか?」と聞かれるのですが、まず私がお伝えしているのは、「何よりも体調を整えることが最優先」ということです。
いくら効率の良い勉強法があっても、体調が万全でなければ集中力は続きませんし、そもそも机に向かうことすら難しくなってしまいます。

一昔前までは「寝る間も惜しんで頑張ること」が努力の証のように語られてきました。
確かに、追い込みの時期に少し無理をするのは時として必要かもしれませんが、最近の研究では「計画的な休息と十分な睡眠こそが、最も効率の良い努力につながる」という結果が多く発表されています。
特に睡眠の質は、記憶の定着とも深く関係しています。例えば、何かを覚えるときも、夜にしっかり眠ったほうが脳に情報が残りやすいことが分かっています。

また、夏の睡眠不足は熱中症のリスクを格段に高めるため、文字通り命に関わる問題です。
夜の暑さに我慢して寝苦しいまま朝を迎えると、睡眠の質が下がり、日中の集中力が下がり、体調も崩しやすくなります。エアコンを上手に活用して、温度と湿度を適切に保つことも重要です。

月並みですが、「よく食べ、よく眠り、身体を動かすこと」は基本中の基本です。
例えば、夕食はお腹一杯食べるのではなく、腹八分目を目安にすることで、食べ物の消化にエネルギーが過度に使われないので睡眠の質が上がります。
また、朝に日の光を浴びて軽く身体を動かすことで体内時計が整います。生活のリズムが整えば体調も整い、メリハリのある毎日を過ごせるようになるでしょう。

今年の夏も、「警報級の暑さ」が予測されています。
皆さんが叶えたい目標に向けて全力で取り組めるように、今のうちから体調を整えて、万全の状態で夏を乗り切る準備をしていきましょう。

また、家での暑さ対策は自分1人ではなく家族全員に関わる問題です。
ぜひ一度、ご家庭で生活リズムや暑さ対策について話し合う時間を作っていただければと思います。
目標に向けて努力するみなさんが、心も身体も元気に夏を乗り越えていけるよう全力で応援しております。