こんにちは!匠ゼミナール高針台中学校前校の南です。今年は5月中から梅雨の時期に突入しまして、6月も例年通りといいますか、空気が肌にまとわりつくような、ジメジメとした日が続いていますね。梅雨の期間はその気候が原因となり、メンタルに不調をきたしやすい時期だと言われています。原因は気圧の急な変化による自律神経の乱れや、日照時間が少ないことによるホルモンの分泌の乱れなどがあるそうです。身体の健康を維持するのと同じで、ストレスを溜め込みすぎないようにして、心の健康を保つケアもしっかりしていきたいですね。
今回は感謝の気持ちを持つということについて改めてお伝えしたいと思います。僕が教室で受験生とシェアした言葉を一つご紹介しますね。
感謝するに値するものがないのではない。
感謝するに値するものを、気がつかないでいるのだ。
よく耳にすることですが、「有る」のが「難しい」と書いて「有難し」、すなわち「ありがたい」になります。
では「ありがたい」の対義語は何でしょうか。それは「当たり前」です。
あなたは今日、蛇口をひねって出てきた水に「ありがたいなぁ」と思いましたか?思いませんよね。僕だってそんなこと思いませんでした。それは、蛇口から出てくる水が「当たり前」のものだから。
でも、蛇口をひねって飲み水が出てくるのって当たり前でしょうか?
実は水道水をそのまま安全に飲める国ってたったの12ヵ国しかないんです。だから世界的に見たら、飲み水がどこでも手に入る環境って全然当たり前じゃないです。ただ、僕たちはそういう情報を知らないから、水って当たり前に手に入ると勘違いしてしまっているんです。水がいつでも飲めることは本当は感謝に値することだと思いませんか?
これは水に限ったことではありません。日常で当たり前になっていることは全然当たり前じゃないんです。感謝すべきポイントに僕たちが気づいていないだけなんですね。
感謝の気持ちを持つことができるというのは、その対象を大事にできるということ。先ほどの水の例で言えば、あるのが当たり前と思っているからこそ、多少水を出しっぱなしにしてもなんとも思わない。でも、急に断水になったらどうでしょう。一滴の水すらも大事に大事に使おうとしますよね。
人もモノも大事にすればするほど、自分自身も周りの人やモノに大事にされるんです。
最後に松下幸之助さんが遺した感謝に関する言葉を紹介しますね。
感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく。