こんにちは、代表の大久保です。雨の日があったり、暑い日があったり、なかなか毎日同じようにはいかない時期ですね。大切なのは十分な睡眠と栄養のとれた食事をしっかりとることだと、この歳になるとつくづく感じます。若いみなさんは多少の夜更かしをしたところで今は支障が出ないかもしれませんが、その無理は10年、20年先に返ってくるかもしれません。規則正しい生活が習慣になるように気を付けていきましょうね。
さて、今回は努力についてお話ししようと思います。5~6年ほど前に、フィギュアスケートの羽生結弦選手がメディアのインタビューで「努力はウソをつく」と発言したことが話題になりました。一見、よくいわれる「努力は裏切らない」という言葉の真逆のような言葉なので、その言葉を胸にがんばっている人が聞くとドキリとしてしまいますね。しかし、羽生選手が言いたいことは、続けた言葉の中にこそあります。
「努力はウソをつく。でも無駄にはならない。」
「努力がウソをつかないんだったら、やっぱり練習量を1番している人が毎回、毎回、優勝できるでしょう。オリンピックでも…どんなに努力している人でも、勝てない時は勝てないんだなと思った。逆に本当に若い選手が、勢いで取っちゃうってことも。そういう意味で、努力っていうものはウソをつく。努力の正解を見つけることが大切」
どうでしょうか?僕はこの言葉を知ったとき、なるほどな、と納得しました。スポーツの世界でも勉強やビジネスの世界でも、成功というのはかけた時間に比例するわけではありません。しかし、努力しなければ成功することもありません。そしてその努力は次の目標に向かう時に“経験”として自分自身の力になることでしょう。
「努力の正解」というのは人それぞれ考えがあると思いますが、僕は「目的を考え、目標を定めること」「目標達成のために行動すること」「目標達成ができなかった時には自分を振り返り、次の目標に向かって修正をして再スタートすること」そしてこれらに「本気で取り組むこと」だと思います。
そうすることで、たとえその時は成功しなかったとしても、成長してもっと高い目標へのチャレンジを続けていけることでしょう。その努力を続けた人はきっと長い人生の中で誰よりも生き生きと楽しめるはずです。
長い人生の中、時に努力が報われたり、時に努力にウソをつかれたり…なかなか思うように事が運ばずモヤモヤしてしまうこともあるでしょう。大事なのは人生はそういうものだと受け入れて進んでいくことです。
努力して成功するかどうかはわかりませんが、成功するためには努力が必要です。辛いときには立ち止まって息を整えながら、焦らず、たゆまず進んでいきましょう。
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