冬来たりなば春遠からじ

こんにちは、大久保です。
寒い冬が続いていますが、皆さん元気に過ごしていますか?
日々の学習に励む皆さんの中には、なかなか成果が出ず、焦りや不安を感じる人もいるかもしれませんね。
しかし、こんなときこそ「冬来たりなば春遠からじ」という言葉を思い出してほしいのです。
これは、厳しく寒い冬が終われば暖かい春が必ずやってくる、ということに喩えて、辛い時期を乗り越えれば、必ず明るい未来が待っているということを教えてくれる言葉です。

勉強や部活動、仕事でも同じですが、一生懸命努力しているのに成果が見えないときほど、続けることが辛くなります。
けれども、これは「成長するための準備期間」です。
冬にしっかりと根を張った植物が、春になって一気に芽吹くように、今皆さんが努力していることも、きっと未来につながっていきます。

例えば、ある試験で思うような結果が出なかったとしても、それは決して無駄ではありません。
次にどうすれば良いかを考え、改善する機会を得たのです。
失敗を乗り越え、学び続けることで、必ず自分の成長につながります。
大切なのは、今の努力を信じて続けることなのです。

人は、何かを失って初めてその価値に気づくことが多いものです。
普段は健康でいることを特別に幸せだと感じない人も、風邪をひいて苦しい時には「健康でいるのは幸せなことなんだ」と思うことがあります。
今は何気なく過ごしている日常生活も、例えば社会人になってから「もっと家族や友だちと話せばよかった」と思うかもしれません。

これは、勉強や仕事にも当てはまります。
たとえば、成績が伸び悩んでいるとき、「こんなに頑張っているのに報われない」と思うことがあるかもしれません。
でも、その努力を積み重ねていくことで、未来に大きな結果を得ることができます。
その時になって初めて、「あのとき諦めなくてよかった」と思えるのです。
だからこそ、今ある環境や努力できる機会に感謝することが大切です。

よく言われることですが、人は意識を向けたものをより強く感じるものです。
毎日の中で「ツイていないこと」ばかりに目を向けていると、不満が増えてしまいます。
でも、逆に「今日も健康で過ごせた」「友達と楽しく話せた」「先生が勉強を教えてくれた」と、小さな幸せを意識すると、日々の生活がどんどん明るくなっていきます。

当たり前のように思っていることも、実はとても貴重なことです。
家族が応援してくれること、勉強できること、教室で先生に質問できること。
こうした環境に感謝しながら過ごしていると、前向きな気持ちになり、さらに良い結果が生まれやすくなります。
勉強のことで言うなら、学べることに感謝しながら取り組むと、集中力が高まり、効率も上がります。
「やらされている勉強」ではなく、「学べることがありがたい」と思うだけで、気持ちが変わっていくものです。

「冬来たりなば春遠からじ」。
今がどれほど辛くても、その努力は必ず実を結びます。
そして、幸せは意識しなければ気づけないもの。
だからこそ、今ある環境や努力の機会に感謝しながら、日々を大切に過ごしていきましょう。

 

努力の先に、必ず明るい未来が待っています。
自分を信じて、一歩ずつ前に進んでいきましょう。